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糖尿病とは

糖尿病とは、血液の中のブドウ糖(血糖)が慢性的に高い状態が続く病気です。食事をすると血糖は一時的に上がりますが、健康な体ではうまく調節されます。糖尿病ではこの調節がうまくいかず、高い血糖が長く続きます。初期にはほとんど症状がなく、気づかないまま進行することが多いのが特徴です。しかし、長い年月をかけて血管や神経が少しずつ傷つき、目が見えにくくなる、腎臓の働きが低下する、手足がしびれやすくなるなどの障害が起こることがあります。さらに、心筋梗塞や脳梗塞などの重大な病気を起こしやすくなります。糖尿病は、静かに進行するため注意が必要な病気です。

進行した糖尿病であらわれる症状

糖尿病が進行すると、さまざまな症状が少しずつ現れるようになります。初めは疲れやすい、のどが渇きやすい、尿の回数や量が増えるといった変化がみられます。さらに進むと、体重が減りやすくなったり、食べているのにやせてきたりすることがあります。また、血糖の高い状態が続くことで神経や血管が傷つき、手足のしびれや痛み、感覚が鈍くなるといった症状が出ることがあります。目の血管が障害されると視力低下やかすみ目が起こり、腎臓の働きが悪くなるとむくみが出ることもあります。

糖尿病の病型について

糖尿病は、原因や成り立ちの違いによっていくつかの病型に分けられます。最も多いのが2型糖尿病で、日本人の糖尿病の大部分を占めます。体質的に血糖が上がりやすいことに、食べ過ぎや運動不足、肥満、加齢などが重なり、血糖の調節がうまくいかなくなります。初期には自覚症状が少なく、健康診断で見つかることが多いのが特徴です。
次に1型糖尿病があります。これは自己免疫の異常によって、血糖を下げるホルモンを作る細胞が壊される病気で、子どもや若い人に多くみられます。発症すると血糖が急激に高くなり、治療を続けることが重要になります。
このほか、膵臓の病気やホルモン異常、薬の影響などが原因となるその他の特定の原因による糖尿病があります。また、妊娠中に初めて血糖が高くなる妊娠糖尿病もあり、母体だけでなく赤ちゃんの健康にも影響することがあります。病型を正しく理解することが、安心して向き合う第一歩です。

糖尿病の診断

糖尿病の診断は、血液検査で血糖の状態を調べることで行います。診断に用いられる主な検査には、空腹時血糖値随時血糖値75gブドウ糖負荷試験HbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー)があります。
空腹時血糖値は、食事をとらずに測定した血糖で、一定以上の値が確認されると糖尿病が疑われます。随時血糖値は食事の時間に関係なく測る検査で、明らかに高い場合は診断の参考になります。HbA1cは、過去1~2か月の平均的な血糖の状態を反映する指標で、日々の変動に左右されにくいのが特徴です。
これらの検査結果を1回だけで判断するのではなく、複数回の検査結果や組み合わせをもとに、医師が総合的に診断します。自覚症状がなくても診断されることが多いため、健康診断や定期検査での早期発見がとても重要です。

糖尿病の治療

糖尿病の治療の目的は、血糖を適切な範囲に保ち、合併症を防ぎながら健康な生活を続けることです。治療は一人ひとりの状態に合わせて行われ、長く続けることが大切です。まず基本となるのが、食事と運動を中心とした生活習慣の見直しです。食事では、量や時間を整え、栄養のバランスを意識することが重要です。運動は、無理のない範囲で継続することで、血糖を下げやすくする効果があります。
これらだけで十分な改善が得られない場合には、薬による治療を行います。内服薬には、血糖の上昇を抑えるものや、体の働きを助けるものなど、いくつかの種類があります。また、必要に応じて注射による治療が選ばれることもあります。治療内容は病型や年齢、生活状況によって異なります。
治療を続けるうえで大切なのは、自己判断で中断しないことと、定期的に通院して状態を確認することです。無理なく続けられる治療を一緒に考えていきましょう。